英語のリスニングで、わからない単語が出てきたとたん、それが何なのかが気になってそこから先がまったく理解不能になってしまう人がいます。
逆に知らない単語があっても聞き流して、どんどんその先の英語についていく人もいます。
当然ながら、単語ひとつで詰まる「パニック症」の人は成長の壁に当たりやすいです。
母国語と外国語をそのまま比べることはできるとは言いませんが、
日本語の場合を考えてみてください。
他人のしゃべる日本語を聞いているとき、1字1句を追うような聴き方はしていないはず。
そんな聴き方疲れます。
わからないことばや、聞き取れなかったフレーズがあってもとりあえず無視して、次を聞きますよね。
何度もわからない言葉を繰り返すようなら、尋ねるかもしれません。
大意を追っているわけです。
だいたいの流れを大きくとらえれば文章の内容はほぼ完璧に理解できるのです。
なのに、英語となると集中して1字1句聞き漏らさないようにする。
そして、わからない単語が出るとショックを受ける(笑
そんな完璧なリスニングができるわけがありません。
しゃべるほうだってそんなに完璧な英語をしゃべりません。
けっこう言い間違えたり、話を継ぎ足しながら展開したり、ということがたくさんです。
大意を追うように聞けば、
相手が何について話しているか、そしてどんな結論に向かおうとしているかが読めるはず。
そうなれば知らない単語が10個くらいあったって理解はできるのです。