同じようにリスニングのトレーニングをしていてもたいてい大きく伸びる生徒さんと伸び悩む生徒さんとに分かれます。
才能のある人と才能のない人とも言えますが、一概にそうとも言いきれません。
大きな差を産むのはリスニングしている最中の頭の中の処理です。
1.英文の音声を解析しようとする人=聞き取ろうとする人
2.英文の内容をイメージ化しようとする人=理解しようとする人
こういうふうに分けてみれば、前者はsがどうだのRとLがどうだこうだという人で、
後者は音より映像作りに頭を回転させている人だと言えるかもしれません。
どうせリスニングは途中で止めることができないのだから、「理解」のほうに頭を使っていくほうが得です。
ここらへんは各自の頭の中で行われていることなので、教える先生も見えないし、教わるほうはいつものように英語の音声を一生懸命処理しようとしているので、欠点が浮かび上がってこないのです。
もし、自分が英語を聴くときに、単に音声解析をしようとしているなあと思い当たる節があったら、イメージ化の作業に切り替えてみてください。
壁が一気に越えられるかもしれません。