英語を教える立場の人はどこで手を抜くかを教えてくれません。
「母音はテキトーでいいよ。」とか、「rとlはあまり気にするな。」とか、立場上言いにくい。
どんな勉強でもいっしょですが、100%を目指すと極端に効率が下がります。
英語のような膨大な範囲を持つ勉強は最初から60%狙いで行かないとだいたいはうまく行かず挫折します。
アメリカの標準的英語を目標とするなら、イギリス英語が聞き取れなくても落ち込むことはありません。
南部のことばやスラングが全然わからなくても焦る必要もありません。
そちらは切り捨てればいいんです。
rとlの差を聞き分けるのが不得意であってもたいした不便はありません。
ただし、どうしても手を抜いてはいけない部分があります。
たとえば「通常のスピードの英語を聴くこと」
「子音が消えたり、繋がったりした通常の流れの英語を聴くこと」
などです。