日本人にとって英語はひどく難しい言葉だと書きましたが、ちらっと回りを見渡せば、東南アジアの人々がけっこう英語を使いこなしていることに気付きます。
これにも理由があります。
歴史的な理由です。
フィリピン・インド・シンガポールなど多くの国がイギリスやアメリカの植民地だったから。
植民地時代は当然、主要な言語は英語でしたし、
植民地時代が終わっても英語を話さなければ、教育も経済も政治、行政も円滑に行えないという問題が残ったのです。
だから知識階級に英語が話せない人はいないと言えるほどです。
幸か不幸か、英語が不可欠だから話せるのです。
彼らは英語がしゃべりたいからしゃべっているわけではないのです。
それに比べて日本人は、
英語がどうしても必要な場面がありません。
英語の授業中くらいでしょうか・・・。
差し迫った事情がないと人間はがんばれません。
火事にならないとバカ力は出ないのです。
国内では差し迫って英語が必要でないわりには、国際社会に一歩出ると、
日本は経済大国であるがゆえ、急に英語をうまく使って国際対応をする必要が出てきます。
このへんが日本人のつらい立場といえるでしょう。
目標スコアがはっきりしているならこれ。最速達成への最短ルート
アメリカの国務省は外国語を習得の難易度でランク付けしています。
外交官や役人が学ぶ必要のある言語に限ってですが。
その中でトップレベルの難しさとされるのが、日本語とアラビア語なのです!
学習にかかる時間はドイツ語やフランス語の2倍とされています。
理由は言語の系統が全く違う、宗教が違う、文化も異質だから。
アメリカ人にとってはアラビア語と同レベル。
これを裏返せばわかりますね。
日本人にとって、英語はひどく難しい言語なのです。
だから10年勉強してもものにならない人が多いのです。
通常は、強い意志と継続力のある人だけしか突破できない難し〜い言語なのです!
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英語のリスニングで、わからない単語が出てきたとたん、それが何なのかが気になってそこから先がまったく理解不能になってしまう人がいます。
逆に知らない単語があっても聞き流して、どんどんその先の英語についていく人もいます。
当然ながら、単語ひとつで詰まる「パニック症」の人は成長の壁に当たりやすいです。
母国語と外国語をそのまま比べることはできるとは言いませんが、
日本語の場合を考えてみてください。
他人のしゃべる日本語を聞いているとき、1字1句を追うような聴き方はしていないはず。
そんな聴き方疲れます。
わからないことばや、聞き取れなかったフレーズがあってもとりあえず無視して、次を聞きますよね。
何度もわからない言葉を繰り返すようなら、尋ねるかもしれません。
大意を追っているわけです。
だいたいの流れを大きくとらえれば文章の内容はほぼ完璧に理解できるのです。
なのに、英語となると集中して1字1句聞き漏らさないようにする。
そして、わからない単語が出るとショックを受ける(笑
そんな完璧なリスニングができるわけがありません。
しゃべるほうだってそんなに完璧な英語をしゃべりません。
けっこう言い間違えたり、話を継ぎ足しながら展開したり、ということがたくさんです。
大意を追うように聞けば、
相手が何について話しているか、そしてどんな結論に向かおうとしているかが読めるはず。
そうなれば知らない単語が10個くらいあったって理解はできるのです。
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よく「英会話には文法は役に立たない」といわれます。
文法はめちゃくちゃでもまず通じればいいという考え方ですね。
でも文法をないがしろにして英語を身につけていけば、大人の英語・ビジネスの英語としては大きくつまづくことになります。
いい加減な文法知識をもとに話す英語はブロークン。
いわば子供のことばです。
ビジネスシーンでそういうことばを使えば馬鹿にされて人間性までもランク下に見られます。
勝間さんもどこかで書いていましたが、
発音がネイティブで中身が伴わない人はいちばんこどもっぽく見えて馬鹿にされるそうです。
せっかく日本ではバランス悪いくらい英文法をみっちりと勉強しているのですから、それを活用しない手はありません。
文法は不可欠な言葉のルールなのですから。
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日本国内ではさんざんな評判の日本人の英語の発音。
ネイティブの発音にあこがれる日本人が多いので、その反動もあるのでしょう。
ところが、
世界へでればこれがプラスの評判に変わります。
フランス語なまりの英語やスペイン語なまりの英語、インドなまり・・・そういう英語よりもよっぽどわかりやすいのです。
実際ネイティブスピーカーがゆっくりしゃべると発音は日本人の英語(ジャパニーズイングリッシュ)にかなり近いのです。
世界を見ればネイティブより非ネイティブのほうが圧倒的に多いのですから、発音なんかあまり気にせずぐいぐいと行けばいいのです。
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新卒採用にTOEICの点数を重要視する企業はどんどん増えつつあるといいます。
ファーストリテイリング社や楽天が社内公用語を英語にすると発表し、もう数年経ちました。
発表当時は新聞等でも大きく取り上げられ、社会的にも大きなサプライズとなりましたね。
楽天が発表した内容によれば完全に社内公用語を英語にする期限は2012年。
実際には、業種や部署によっては特には英語とかかわりのない人も多く、もちろん不満の声もありますが、それでもやはりグローバル化の流れの中、英語力は就職活動において大きな比重を持ち始めているのです。
一般的に就職のために最低限超えておきたいといわれている点数は600点以上と言われています。
730点以上を取っていればグッと有利になるとされています。
職種や業種によってはもっと高くなければならない場合もありますし、より低くても問題ないこともあります。
入社してから勉強してTOEICの試験を受ければよいという企業もあります。
入社後の査定や昇進の際にも、TOEICの点数によって左右されるという企業も増えているようで、出来るだけ早いうちに高得点をとっておくのが、長い人生を見通した上でも有利と言えるでしょう。
もうひとつの盲点は、社会人になってから頑張って勉強しようとしても、もはや自由になる時間が少なく、理想ほど勉強が進まないことです。
学生の時にやっておけば・・・と後悔する人はけっこう多いようですよ。
人生の限られた時間、英語の勉強は早いうちに本気を出さねばなりません。
がんばりましょう!
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英検はTOEICに比べると、地味な存在かもしれませんが、やはり資格的な意味合いで、就職などにプラスになるのでしょうか。それとも、あまり関係ないのでしょうか。
「英語検定」「英検」正式名称は「実用英語技能検定」、年間約230万人もの人が受験する日本で最大規模の英語の検定です。
実用英語技能検定は、年3回全国各地で試験が行われるので、受験しやすいのが魅力。
検定の内容は7等級に分かれていて、5級は中学校初級レベルの簡単な英語、だんだんと難易度があがり、1級では大学英語の中級レベルの社会生活で求められる英語と、幅広い範囲をカバーする検定です。
3級以上になると、「読む・聞く・話す・書く」の全ての能力が必要とされ、筆記試験だけでなく、リスニングに加えて、面接試験(スピーチ)も加わります。
スピーチでは発音や、質問の意味の理解ができているか、コミュニケーションをうまくとれているかなどがありありとわかってしまいます。
結論としては国際化が進む現代社会において、英語の知識があるかどうかは就職活動でも大きく人生を左右するファクターです。
とくに外資系企業や海外に多くの支社を持つ会社ではそうです。
TOEICももちろんですが、実用英語技能検定の資格を持っていれば、簡単にその人がどのくらいの英語レベルなのか推し量れます。
逆にTOEICも実用英語技能検定も受けていない、あるいは履歴書に記載していないのであれば、
その人は英語の勉強にちからをそそいでこなかった人だと瞬時に判断されていまいますね。
実用英語技能検定の資格を持っていると就職には有利。
実用英語技能検定2級以上ならプラス評価になるといわれています。
また、最近では、教員採用試験でも実用英語技能検定1級保有者には特別措置をとる県が増えました。
国家試験である通訳ガイド試験の科目免除を受けるなどの優遇措置もあります。
英語力を磨いたら、積極的にテストや検定を受けて、自分の英語レベルを数値化しておくことは重要なのです。
目標スコアがはっきりしているならこれ。最速達成への最短ルート
いまも昔も英語の勉強の王道は英会話学校ですね。
勝間和代さんの英会話学校の選び方のコツを紹介します。
英会話学校を選ぶ基準は非常に重要です。
英会話学校といってもほんとうにピンキリなのですが、カラダはひとつ。
よくないスクールを選んでしまうと、限りある人生に大きな時間のロスを生みます。
・派手にコマーシャルを流している学校は実際は当たり外れが大きい。
そういう学校は雇う先生が非常に多いので当然ダメな先生がたくさんいるわけです。
本当に良い先生がいて良心的な経営をしているところは、クチコミで生徒さんが集まるものですが、規模が小さいのでちょっとしたことで経営難に陥ったり、閉校になったりということもあります。
質のよい先生がそろっているのは中規模な英会話学校で、たとえばフェニックスアソシエイツやベルリッツは良いです。
外資系企業が指定校にしているのもこれらの学校です。
お金が十分にあるなら、マンツーマンを。
グループレッスンならひとの少ない早朝のクラスを選ぶのがコツ。
出勤の途中に無理なく寄れる場所の学校を選べば、非常に快適な一日のスタートが切れるでしょう。
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TOEICを独学で勉強するメリットってあるでしょうか?
コストの面以外に・・・。
やはり学校に行って学んだ方が良いのでしょうか?
どちらがいいかは、個人の現在の能力や状況によりけりですが、学校に通って学んだほうが良い点はいろいろあります。
・同じ目標を持つ仲間もいて、張り合いができると挫折しにくい。
・学校に行った方が、リスニングやコミュニケーション能力が付きやすい。
語学は相手がいて初めてなりたつ学問ですから、アウトプットの機会が多いほうがよいのは言うまでもありません。
一人でコツコツと継続できるタイプの人なら、独学も可能です。
学校に通ってはみたものの、独学の方が良いと判断して、独学に変更した人もなかにはいます。
リスニングやコミュニケーション能力が、ほどよく付いている人であれば、独学の方が勉強しやすい傾向にあるでしょう。
結局は自分に合った学習法を継続して行うことが重要なのです。
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同じようにリスニングのトレーニングをしていてもたいてい大きく伸びる生徒さんと伸び悩む生徒さんとに分かれます。
才能のある人と才能のない人とも言えますが、一概にそうとも言いきれません。
大きな差を産むのはリスニングしている最中の頭の中の処理です。
1.英文の音声を解析しようとする人=聞き取ろうとする人
2.英文の内容をイメージ化しようとする人=理解しようとする人
こういうふうに分けてみれば、前者はsがどうだのRとLがどうだこうだという人で、
後者は音より映像作りに頭を回転させている人だと言えるかもしれません。
どうせリスニングは途中で止めることができないのだから、「理解」のほうに頭を使っていくほうが得です。
ここらへんは各自の頭の中で行われていることなので、教える先生も見えないし、教わるほうはいつものように英語の音声を一生懸命処理しようとしているので、欠点が浮かび上がってこないのです。
もし、自分が英語を聴くときに、単に音声解析をしようとしているなあと思い当たる節があったら、イメージ化の作業に切り替えてみてください。
壁が一気に越えられるかもしれません。
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